意味 |
(1)霊長目ヒト科の哺乳類。直立して二足歩行し,動物中最も脳が発達する。言語をもち,手を巧みに使うことによってすぐれた文化を生み出した。現生種は一種で,学名はホモ-サピエンス。人間。人類。(2)ある特定の個人。「—と—とのつながり」(3)自分以外の者。他人。「—に言えない苦しみ」(4)世人。「—のうわさ」(5)話し手が自分を第三者のように見立てていう語。「—の気も知らないで」(6)特定の関係にある人間。夫・妻・恋人など。「うちの—」「意中の—」(7)人柄。性質。「—が変わる」(8)〔法〕権利義務の主体たる法律上の地位。自然人と法人があり,狭義では,自然人のみを指す。法的人格。━と成る成人する。一人前に成長する。━には添(そ)うて見よ馬には乗って見よ実際にためしてから判断せよ。━の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如(ごと)し〔徳川家康の遺訓〕人生は,不断の努力と忍耐をもって一歩一歩進み続けることが大切である。━の噂(うわさ)も七十五日世間の噂も長続きはしない。━の口には戸は立てられない世間の噂や評判は防ぎようがない。━のふり見て我がふり直せ他人の性格や行動を見て,自分の欠点を改めよ。━の褌(ふんどし)で相撲(すもう)を取る他人のものを利用して自分の利益をはかる。━は一代名は末代人は死んでも,評判はあとまで残るものである。━はパンのみにて生くるものに非(あら)ず |