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膨張性土圧 / ぽうちょうせいどあつ トンネル用語集 計画設計


項目 ぽうちょうせいどあつ/膨張性土圧
英語 swelling pressure
独語 Schwelldruck
仏語 pression de gonflement
意味 トンネル周辺の地山が、内空を縮小するようにはらみ出してくるような地質で、支保工や覆工に作用する土圧をいう。膨張性土圧は、狭義には風化地山や粘土鉱物の有する地山の体積膨張に起因するものとする考え方と、真の土圧の1つとして地山の塑性変形によるものも含めるとする考え方があるが、現象面からとられた概念であるため、他の土圧と厳密に区別するのは難しい。一般的な特徴としては、時間的に長期にわたって地山の変位または士圧の増大が起こることや、支保工や覆工が破損するような大きな土圧が生じることである。地質では、①泥岩および頁岩、②蛇紋岩、③温泉余土などでは膨張性土圧が発生しやすい。